自動車の最高出力と最大トルク

自動車のスペックでエンジン性能を表す最高出力と最大トルクがあります。最高出力というのは、エンジンが発生する出力の最高値を表すもので、その自動車の速さに直結します。最高出力が高ければ高いほど、スピードが出るということです。スポーツカーなどのスペック競争では、常にこの最高出力が意識されるわけですが、長い間国産車は自主規制を設定し、最高出力を280馬力に規制してきました。

最高時速100キロに制限されている道路事情を考えると、これ以上の馬力を発生しても仕方がありませんし、危険であるということが背景にあります。しかし、現在ではこの自主規制は撤廃されています。最大トルクは速さではなく、エンジンの力強さを表す数値です。このエンジンの力を必要とする場面というのは、自動車を発進させるときや加速を必要としているときです。

最高出力がいくら高くても、最大トルクが小さいと、アクセルを踏み込んでも自動車はあまり加速してくれません。また、重要なのはエンジン回転数がどのくらいのときに最大トルクを発生するかです。たとえば、2000回転で最大トルクを発生するなら、アクセルを少し踏み込むだけで力強い加速が可能ですが、4000回転で最大トルクを発生するなら、最大トルクが発生するまでにアクセルを深く踏み込む必要があり、また時間がかかります。体感的には後からじわじわと力強くなってくるという感じです。

なお、ディーゼルエンジンのほうが、ガソリンエンジンよりもトルクが大きいという特徴があります。

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